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レビュー:雲南古樹紅茶

  • ポン太 (Ponta)
  • Oct 16, 2019
  • 2 min read

こんにちは。早速お茶を飲んでいきます。

お茶について

茶銘:雲南古樹紅茶

購入元:サウスアヴェニュー

種類:紅茶

産地:中国 雲南省

年:2014

シーズン:春

5gを蓋碗で1分0秒抽出(95℃)



テイスティングノート

トップ:香木、ココア、松脂

ミドル:レーズン

ラスト:ココア







茶葉

黒味を帯びた赤褐色、茶葉はそれほど大きくはない。細かく捻られている。濃厚でウッディな香り






感想

まず、テイスティングノートの説明から。この「トップ」「ミドル」「ラスト」とは、香水の香りを説明する際に用いられているものを借用したもので、トップはお茶を口に含む前に感じた香り、ミドルはお茶を口に含んでいる時に感じた香り、ラストはお茶を飲み込んだ後に感じる香りを指して用いています。

西荻窪のジャスミン茶専門店サウスアヴェニューの紅茶です。普段は〜30秒程の短めの時間で抽出していますが、今回はお店の方から淹れ方を指南するペーパーがあったためそれに従い1分間抽出しました。

アッサムの紅茶のような香りと、プーアル熟茶にみられる漢方のような香り、そして松脂のようなスモーキーさを感じました。味わいとしては、かなり酸味があり同時に渋みも感じられるが角々しい感じはなく、まろやかでスムーズな飲みごたえです。しっかりしつつまろやかな感じは古樹茶だからなのかもしれません。酸味が強いため、濃い香りながらさっぱりと飲めるのが良いと感じました。後味は、スモーキーで甘く苦い感じの香りが残り、どことなくカカオを思わせます。二煎目は、一煎目と同様に1分抽出。スモーキーな香りと少し穏やかになった酸味を感じます。

個人的には紅茶というとまず、ダージリンを思い浮かべますが、中国紅茶とダージリンでは味わいは大きく異なっていて、中国紅茶に関してはプーアル茶や烏龍茶など他の中国茶と関係から理解した方がしっくり来るように感じています。それは、大きい茶葉では6、7分と抽出することも珍しくないダージリンに対して、一煎あたり1分程の抽出時間で煎を重ねることを想定してデザインされた中国茶という違いによるところが大きいのではないかと思っています。味わいとしては特に渋みに関して顕著な違いを感じていて、渋みが出やすいことの多いダージリンに対して、中国紅茶では、多くの場合そうした味わいは抑えられていることが多いと感じます。この雲南古樹紅茶の場合も、三煎目まで蓋碗で抽出した後に茶葉をマグカップへ移し差し湯をしながら飲みましたが、お湯に浸したままでも渋く感じることはありませんでした。



ポン太 (Ponta)

IG: @grandguignol


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