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レビュー:鹿児島 有機煎茶

  • 陽子 (Yoko)
  • Jul 16, 2020
  • 2 min read


緑茶は私たち日本人にとっては身近すぎて、じっくり味わうということがあまりありませんでしたが、美味しい煎茶を入手したので今日は新鮮な気持ちで煎茶と向き合ってみることにしました。


 このお茶は鹿児島県霧島市で農薬や化学肥料を使わず生産された有機煎茶。パッケージを開けると青々とした香りがしました。


 沸騰したお湯を冷ましている間に急須にティースプーン2杯の茶葉を入れ、80℃程度になったお湯をゆっくりと注ぎ30秒待ちます。そしてお湯のみに少しずつ均等に最後の1滴まで絞り出すように注ぎます。


 水色は美しい黄緑色、口元に湯呑みを運ぶと爽やかな香りがして心が落ち着きます。口に含むとまず甘味と旨味、その後に程よい苦味が舌にじわっと広がり、飲んだあとに心地よい渋みが広がります。すべてのバランスがとても良く、調和のとれた味です。まろかやさの中にきりりとした渋みが感じられるのがこれぞ煎茶という感じ。


 この煎茶独特の渋みのもとになるのはカテキン(タンニン)です。煎茶は太陽の光を遮らずに作られるため、カテキンが豊富です。カテキンの抗菌作用はインフルエンザ、風邪予防にも最適で、お茶どころである静岡県のいくつかの小学校では緑茶でうがいを実践しているそうです。また発酵していない緑茶はビタミンCが豊富で、カテキンの抗酸化作用によってビタミンCの酸化を防ぎ、壊れないまま摂取することができます。

 そしてお寿司を食べるとき緑茶を飲むのはこの緑茶の殺菌効果によって生魚による食中毒を防ぐという意味もあるそう。


 緑茶はやはり日本の風土に合った、我々の生活になくてはならない存在だということを改めて実感しました。

IG: yangziintokyo

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