お茶の品質を判断するの5つの方法
- ポン太 (Ponta)
- Nov 25, 2019
- 3 min read
Updated: Nov 28, 2019
はじめに
私はお茶に関しては我流であり、個人的に得た知見や経験をもとにお茶のレビューをやっています。個人的に楽しむにあたっては我流で十分だと思いますが、本メディアでの執筆にあたって、これまでのお茶への向き合いを振り返る機会をもったことで、正当なセオリーについて少し知っておきたいと思いリサーチしていた所、ロンドンのMei Leafというお茶屋のYouTubeビデオを発見しました。私はMei Leafのお茶を試したことはありませんが、長年お茶の仕入れをやっている(らしい)Mei Leafオーナーの評茶の方法は、プロフェッショナルのやり方の例として十分参考になるものだと感じられたため、ビデオを見ての私のメモを以下に共有したいと思います。私は特に英語に強いわけではないため、誤った理解をしている可能性が十分にあることをふまえて読んでいただきたいと思います。興味を持たれた方は是非オリジナルのビデオの方をご覧下さい。
1.茶葉の外観
品質をもっとも見定める簡単な方法でもあるが、それゆえ騙されやすい箇所(良質な茶葉を偽った偽物)でもある
評価点
・一体の茶葉であるか(ブロークンではないか)
・茶葉の形に一貫性があるか(例えば、全てが芽であるという意味ではなく、様々な部位の葉を使っていてもそのバラエティに一貫性があるか)
・一貫性のある色か(全てが同じ色合い、またはバラエティのある色味であればそれらに一貫性があるか)
例:

1.日本の萎凋工程を含む釜炒り緑茶

2.台湾の名間烏龍茶
これら二つは比較的似た特徴を持つお茶だが、乾燥時や淹れた後の茶葉の形や色味を観察することで、どのような茶葉がどのように作られたかを推し量ることができます。
2.茶葉の香り
茶葉の香りは、暖かく濡れた状態で際立つため、乾燥状態の茶葉ではなく濡れた状態の茶葉で判断する
方法:蓋碗を用いて茶葉をごく短い時間で抽出する、蓋の香りを嗅ぐ、茶葉の香りを嗅ぐ
評価点
・香りの深さ、複雑さ
・香りのバランス
・香りの持続(抽出後冷めた茶葉の香りは持続しているか)
3.茶液の香り、味わい
方法:すすって飲む、口内で茶液を回す、鼻から息を吐く、飲み込んで茶液のミネラル、成分を感じる
評価点
・明確な特徴を感じるか
・バランスは良いか
・好みかどうか
4.茶液の感触、ボディ
茶液の感触やボディは、茶の品質を見極める1つの明確な指標
感触やボディは、茶のテロワールや土壌と深く関係する
評価点
・(水より)濃い/薄い 例:シロップのよう
・柔らかい/硬い
・適度な収斂味(乾燥した感じ)
・飲み込んだ時の喉を覆う感じ
・感触は長引くかどうか
5.味の持続,余韻
方法:何口か飲む、できれば何煎か重ねることで判断する
茶杯の茶液を飲み干してから少し待って、喉から鼻への余韻を評価する。どのような香りか、どのように香りが変わるか。
一煎目を終えた空の茶海に残る香りの強さや持続をみると何煎保つかの指標となる
評価点
・香り、味の持続
・香り、味の変化
・苦味、渋みの消え方
ポン太 (Ponta)
IG: grandguignol
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