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インドネシアの紅茶

  • 陽子 (Yoko)
  • Dec 12, 2020
  • 2 min read

昨年、インドネシア大使館で行われた紅茶を楽しむ会に参加してきました。インドネシアのお茶というとひと昔前ペットボトルで売られていたジャワティーくらいしかイメージしかなく、どんなお茶があるのだろうとわくわくしながら普段なかなか入る機会のない大使館の分厚い扉の中へ。

民族衣装を着た女性が出迎えてくだり、ウェルカムティをふるまってくださいました。ウェルカムティはアイスジャワティ、黒糖蜜入りのココナッツ団子と鶏肉のもち米包み揚げとともに出され、いただきながら始まるのを待ちます。 ジャワティーは茶葉は赤褐色、水色は明るく澄んでいて、軽い香りとマイルドな香味があります。渋みはないですがしっかりとしたコクがあり、アイスティーでいただくのにぴったりでした。

大使館の農業担当官の挨拶のあと、インドネシアの紅茶ができるまでのDVD

鑑賞をしました。

インドネシアは熱帯性気候で適当な湿気や雨量があり、茶の栽培に必要な自然条件に恵まれています。インドネシアで生産されるお茶には紅茶、緑茶、ジャスミン着香茶があるそうですが、生産量の約8割は紅茶で輸出量の約9割は紅茶で、ジャワ島、スマトラ島の高地で、大部分が海抜300m~1800mの所で栽培されています。


インドネシアのお茶の歴史をたどると、1878年にアッサム種の茶の種子がスリランカから輸入され西ジャワに植えられ茶の生産が始まり、その後順調にアッサム茶のプランテーションが開園され順調に発展。そして、インド、ケニア、セイロンに次ぐ世界第四位の生産国になりました。その後一度は衰退したものの、1960年代後半から国をあげて茶業復興をはかり、順調に生産量を回復させました。現在では世界の全生産量の6%弱、世界の全輸出茶の約7%を占めています。


インドネシアのお茶について学んだ後はインドネシア人の女性が伝統舞踊を披露してくださり、インドネシアの軽やかな心地よい音楽とともに楽しみました。最後は甘みのある温かいミルクティをいただきながら、紅茶協会のインストラクターによる秋のバリエーション紅茶のデモンストレーションを見てお土産もたくさんいただき、充実した紅茶の会でした。紅茶の会はケニア、インド、スリランカの大使館でも年に数回開かれており、日本紅茶協会のホームページから申し込むことができます。


日本紅茶協会

http://www.tea-a.gr.jp/seminar_training/seminar/

IG: ykintokyo

 
 
 

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